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オンラインゲーム開発向けデータベーステクノロジーで特許取得
- リアルタイムデータの高速管理を実現する分散型インメモリデータベース「Snow DB」 -

2016.12.14


大規模オンラインゲームを開発する株式会社ソフトギア(以下ソフトギア、本社:東京都新宿、代表取締役:青木 健悟)は、独自に開発する分散型インメモリデータベース「SnowDB」において、高速なデータアクセスを実現する分散型データ処理技術に関する特許を取得したことを発表いたします。

■SnowDB概要
動的に増加する大量のデータ管理と高速な検索処理を実現する分散型インメモリデータベースです。メモリ上での管理とクラスタリングを併用する事で、動的なデータやオブジェクトの透過的な管理と高速処理を実現する、効率のよいソリューションを提供します。
本製品はKey-Value方式(以下、KVS)を採用し、高速なキャッシュとしての利用をはじめ、リアルタイムデータに適したデータの保存方法により、一部のデータ管理のみを高速で利用する場合に有用な製品です。
また、データを冗長化するレプリケーション機能により信頼性と可用性の高いサービスの提供を実現することから、高いレスポンスが求められるオンラインゲームをはじめ、リアルタイム性が求められるエンタープライズ向けのサービスまで、幅広いビジネス支援を可能とします。    
   SnowDB概要図    

■特許概要
この度、特許が認められたのは、大量の連続したデータの高速検索を可能とする分散型データ処理です。具体的には以下の新規性が認められました。
  ① インメモリデータベースに適したデータ構造
   ■ 連続性
     データ検索時にインデックスとなるキーとデータとを、連続性を保った状態でノードへ割り当てる。その際、キーは規則性のある一定の範囲で各ノードへ割り当てられる仕組みを採用。
   ■ クラスタリングによるデータの冗長化
        データが割り当てられたノードは複数ノードでデータベースクラスターを構成し、データを冗長化。連続性が維持されたキー範囲でデータを検索することで、効率的なデータの取得を可能とした。
     ② 自動バランシング機能
ノードのクラスタリング時において、データの保存先を各ノードが連携して決定する自動バランシング機能を搭載。

    ◇特許名称: 分散型データ処理プログラム、情報処理装置、分散型データベースシステム及び分散システム
    ◇特許番号: 日本特許第6030713号


■今後の展開
創業以来、大規模オンラインゲーム開発を進めてきたソフトギアは、絶えず更新される膨大なデータの高速処理と高いスケイラビリティを実現するデータベース開発に取り組んできました。SnowDBは、メモリ上にデータの一括管理を実現する高速データベースとして、オンラインゲームをはじめ、リアルタイム性が求められる様々なビジネスシーンへの活用が期待されます。今後は、特許が認められたテクノロジーをベースに、幅広い領域でのサービスを支援する安定したソリューションを目指し、機能拡張を進めます。


<Snow DBの特長>
■ 高速なデータアクセス
KVS系分散型インメモリデータベース
Key-Value方式でメモリ上にデータを保存することで高速なアクセスを実現
■ 動的分散(クラスタリング)によるスケールアウト
複数ノードでクラスターを構成
キーの一定の範囲をパーティションという単位に分割して、複数ノードで管理することで負荷を分散
各ノードへの担当パーティション振り分けも自動化
運用開始後のノード追加も可能で、スケールアウトが容易
■ レプリケーション機能によるオブジェクト管理
ひとつのパーティションを複数ノードで冗長化して管理するため、ノードの障害によるサービスへの影響を極小化、可用性の高いサービスを提供可能
■ 仕様情報
 対応プラットフォーム : Windows, Linux
  対応言語 : C++